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背骨と生理的弯曲

正しい姿勢を作る背骨の構造とはたらき
背骨の働き
人間の体の中心にある背骨。
人の体を支えているのは、一般的には背骨と呼ばれていますが、
医療用語では「脊柱」といいます。
脊柱は椎骨という円柱型の短い骨が積み重なってできています。
正常な脊柱は横から見るとS字のようなカーブを描いています。
このカーブのことを「生理的弯曲(せいりてきわんきょく)」といい、前カーブを前弯、後ろカーブを後弯といいます。
脊柱(背骨)は、単に柱の役目だけをしているわけではありません。
脊柱の中には、体の各部分に張り巡らされた神経の中枢組織である脊髄が通っているのです。
正しい姿勢で脊柱を保護することが健康維持に大切です。
背骨の湾曲
また、生理的弯曲には以下の重要な2つの役割があります。

1. 臓器の保護
まず一つ目の役割が、臓器を保護することです。
胸腔臓器(心臓や肺)を入れるためのカーブと、腹腔臓器(腸やその他)を入れるためのカーブがあります。
このカーブがあることによって内臓器を守ることができます。

2. 脳を守る
二つ目の役割が、脳を守ることです。
重い頭を支え、バネのように衝撃を和らげたりバランスをとったりする役割があります。
たとえば、走ったりジャンプして着地したりして下から大きな衝撃が加わったとき、背骨がまっすぐだとしたら、間違いなく脳は大きなダメージを受けてしまいます。
しかしS字カーブがあることで、衝撃を逃がすことができます。
人間にとって一番大切な「脳」を守るための仕組みができているんですね。

人間の体の構造にはすべて理由があります。
生理的弯曲(S字カーブ)が崩れるとさまざまな症状を引き起こす原因になります。
ストレートネックだと肩コリにつながったり、猫背だと慢性の腰痛になったりします。
そして、この正しい脊柱の位置を保つために必要なのがインナーマッスル(深層筋)という筋肉。
このインナーマッスルが弱ってくると支えがなくなるので、どんどん姿勢が崩れてきます。
自分の体のことを知り、脊柱のバランスの大切さを理解して健康管理をしていきましょう。
生理的弯曲は、生まれた後に作られます。
生まれたばかりの赤ちゃんの脊柱は、S字カーブを描いていません。
全体的に丸く後ろにカーブしています。これを、一次湾曲と言います。
生まれたばかりの赤ちゃんの脊柱
首が座ると、首の前湾が現れます。
これを、二次湾曲と言います。
首の前湾ができることで、首をしっかりと支えることが出来るようになるのです。
そして、二足歩行が出来るようになる頃に、腰の前湾が現れ、S字を描いたカーブになります。
後湾を一次湾曲、前湾を二次湾曲と呼び、これが交互に現れることによって、S字になるわけです。
正しいS字カーブ
人間には不可欠なS字カーブですが、ただS字を描入れいてれば良いというものではありません。
適切な角度があってこそ、衝撃を効率よく吸収し、無理なく直立を保っていられるのです。
脊椎の生理的湾曲(S字カーブ)

① 正常なS字カーブ

正常なS字カーブは、耳、肩、骨盤、踝(くるぶし)が一直線に並びます。

②・③ カーブが強すぎる、猫背体型

顎が前に突き出し首がストレートネックになり、背中が丸くなり腰が前に出ます。
肩こりや首痛、腰痛、股関節痛、膝痛など、体のいろんな部分に不調が出やすくなります。

④ カーブが少ない例

フラットバックとも呼ばれ、一見姿勢が良く見えますが、バネが少ないので、筋肉に負担がかかる体型です。背中痛、腰痛、運動能力の低下などが起こりやすいです。

このように、S字カーブが緩くなったり強くなったりすると、バネの役目が上手く働かなくなり、筋肉が無理をして体を支えようとします。
そのため、首や背中の筋肉が疲労して痛くなったり、肩コリや腰痛などの症状が出ます。

正しいS字カーブを保つ大切なポイント
人間の体は、骨格と筋肉によって作り上げられています。
骨だけでも、筋肉だけでも成り立たないのです。
脊柱の生理的弯曲も、骨の構造と筋肉によってでき上がっていますので、どちらかの形と働きが悪くなると、正常な形と働きを保つことができなくなります。
一番多いのは、運動不足による筋力の低下です。
年齢が進むにつれて身長が縮んでしまう人が多いですが、これがまさに、筋力低下により、正常なカーブが保てなくなり、S字カーブがきつくなってしまった結果です。

当院へのアクセス情報

しろくま整骨院

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院長永峯 武雄